秋は夕暮れ 〜伝統の一戦さへあはれなり2〜

30日!日曜日!
 
今年も今日で終わる。
4年生にとって今日の試合というのは
どれだけの意味を持つのであろうか。
 
越智の立ち上がりは悪く、
試合は慶応が先制。
守りの早稲田であった春ならばこの時点で
負けを確信していたであろう。
しかし、秋はスタイルが一新。
攻めの早稲田に。
今ひとつのりきらない投手陣を武内をはじめに
バッティングで援護するスタイル。
今日もすぐに追いつき、そして追い抜いた。
しかし調子の乗らない慶応の4年生合田が下がり、
加藤に替わると早稲田も打てなくなる。
2点差で迎えた8回裏、応援席の壇上には伊藤主将。
「もっともっと紺碧歌いたいだろー!」
の声に応援席はヒートアップ。
打席には代打代打で4年生打線が続き、
ついに加藤から1点が。
主将の本当にうれしそうな顔と
目を潤ませて腕を振る姿が印象的だった。
 
優勝はできなかったけれど、
今日の1戦で武内は首位打者、越智は最優秀防御率を。
 
おつかれさまでーす。