秋は夕暮れ 〜伝統の一戦さへあはれなり〜

29日!土曜日!
 
朝、6時にベッドに入り、
朝、7時に目を覚ます。
学ランに角帽をかぶり、
寮を出るときには下駄を足にはめた。
土曜だからか、天気が悪いからか、
優勝がかかってないからか、
秋だからか、
それとも昨今の早大生は本当に愛校心がなくなってしまったのか、
何が原因なのかはっきりしないが、
応援席は埋まらなかった。
もちろん、他大に比べればずっといる。
法政の優勝が決まるカードですら、
早慶戦の応援席には遠く及ばない。
しかしそんなものは相手ではない。
早大生自体が相手なのである。
スタッフですら
「仕事があるから」
と言って来ない始末。
甘んじている。
 
後ろの席の人は頭がおかしいのかなんなのか、
早稲田の応援席、それもかなり早い時間から並んだであろう
席についているのに、早稲田つまらん、慶應がいいと
おほざきになられている。
だったら慶應側で見ればいいのに。
その人は団体で来てたが、その口ぶりから
おそらくは自分が慶應の応援も分かることを
一緒に来ている人に自慢したかったんだろう。
別に自慢すればいいが、応援を間違えるな。
完璧に間違えてるぞ。
そもそもおまえ、慶應の応援席で一度も見たことがないぞ。
出直してこい。いや、二度と早稲田の応援席に来るな。
 
今年1年は本当によく神宮に通ったと思う。
春は1週目を逃したが、他の早稲田の試合は全て応援した。
慶應もよく応援した。
秋は早東戦の2試合目、3試合目を見れなかったが、
他は全て応援に行った。早稲田だけでなく、
慶應、明治を中心に、とにかく毎週神宮に通った。
これは僕の主観でしかないが、
おそらく六大学の応援を聞くと、
はじめは慶應や明治のような曲調を好むものが
多いだろう。早稲田はノリやすさでいえば
ちょっと弱い気がする。
しかし、これは神宮のかじりたての人間、
他大の応援覚えたての人間が陥りやすい症状。
応援が分かってくると同時に
早稲田の応援の素晴らしさがわかる。
一言で言えば、一体感とか同調性とか
そういったことだが、これは自らの肌で感じてほしい。 
 
試合は宮本の完投と武内の思いの強さが心に残った。
感想のようなものはmixiの方に書く。
もう明日で4年生は引退となるか。
秋は調子のよくない慶應だが、
慶應にもがんばってほしい。
いい試合となることを期待する。
 
おつかれさまでーす。