ボール。

最近、またもモテ期なるものが到来している。
一日20〜30ほど見知らぬ女性からメールが来ている。
大体xfire.jpってなんのドメインだ?
しかも写メのところを何度かクリックしてみて、と。
クリックするわけないだろ。
しかし、彼女達のおかげで僕は一つ気付いたのである。
自分の恋愛対象に関する新たな基準を。
それは名前である。
彼女達は大抵、自分の名前を名乗るのだが、
それは日本人において一般的な名前である場合が多い。
ミキであったり、えみであったり、りえであったり。
ミキであってもえみであってもりえであっても
別に構わないが、自分の母親と同じ名前の女性は
恋愛対象からは外れることに気がついた。
妹と同じ名前でも。
別に母親とか妹が嫌いという意味じゃないですよ。
ただ名前呼べないでしょう?
一緒に歩いていて、彼女の名前呼べます?母親と同じ名前でも?
彼女の名前を呼ぶたびに母親の顔が頭に浮かぶんですよ。
無理じゃないですか?
ここは妥協できないでしょう。
ストライクゾーンの広い僕であるが、これは無理。
いつも好きな女性のタイプを聞かれると困るが、
嫌いな女性のタイプを聞かれるともっと困る。
しかしこれから嫌いな女性のタイプは
母親と同じ名前の女性
と答えることにしよう。